メッセージ
京都は仏光寺の菓子司として長らく過ごし、1912年(大正元年)に6代目の中島治郎兵衛が大阪で創業したのが中島大祥堂の原点です。以来、約105年間、感謝の経営を企業理念に、社業に邁進してまいりました。お菓子づくりにおいては品質重視の姿勢を貫き、「一番大切な人に食べてもらうお菓子づくり」というキーワードのもと、大切な家族や友人、恋人を思い浮かべながら心を込めて製造することを徹底しています。また、今日では最新鋭の設備を導入しながらも、一部の工程に手作業の部分を残すなど、手づくりの良さを生かしたお菓子づくりをつづけています。
100周年を迎えた5年前から自社のブランディングに取り組み、長年ご愛顧いただいております「Danke」をパーソナルなギフト菓子ブランドとしてリニューアルし、ロゴマークも新しく致しました。また、新たに「ひととえ」という、人と人の縁をつなぐギフト菓子ブランドを新設しました。そして、丹波工場の近くに「中島大祥堂丹波本店」をオープンし、丹波里山の恵みである素材を活かしたお菓子作りにも取り組んでいます。
本年1月には、コーポレートブランド及び会社ロゴも新しく致しましたので、心機一転、今後は和洋の枠にとらわれず、一層お客様に喜んでいただけるように、モノづくりを超えた価値づくりを目指してまいります。
時代は移り変わり、お客様のニーズは今後ますます変化していきますが、お菓子づくりへの情熱とこだわり、お客様に対する感謝の精神は変わることはありません。
一方で時代に合わせた柔軟な発想で,技術力、品質管理力、開発力などを進化させ、新たな分野のお菓子づくりにも積極的に挑戦してまいります。
皆様方には、より一層のご支援・ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
代表取締役 中島 慎介